CA ARCserve D2D によってバックアップが正常に実行されるたびに、バックアップの Point-in-Time スナップショット イメージも作成されます。 この復旧ポイントの集合体によって、リストアする必要があるバックアップ イメージを正確に特定して、指定できます。
復旧ポイントからのリストア
リストア方式を選択するダイアログ ボックスが表示されます。
[復旧ポイントの参照]ダイアログ ボックスが表示されます。
カレンダ表示では、表示期間にバックアップ ソースの復旧ポイントを含むすべての日付が(緑色で)強調表示されます。
その日付に対応する復旧ポイントが、バックアップの時刻、実行されたバックアップの種類、およびバックアップの名前と共に表示されます。
その復旧ポイントに対応するバックアップ コンテンツ(すべてのアプリケーションを含む)が表示されます。
[リストア オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。
使用可能なオプションは、「元の場所にリストアする」または「別の場所にリストアする」です。
バックアップ イメージがキャプチャされた元の場所にリストアします。
注: CA ARCserve D2D のログ フォルダを元の場所にリストアする場合、ログ フォルダにあるファイルはスキップされます。
場所を指定するか、バックアップ イメージをリストアする場所を参照します。 緑色の矢印アイコン ボタンをクリックすると、指定した場所への接続を検証できます。
必要に応じて、その場所にアクセスするための[ユーザ名]および[パスワード]認証情報を入力します。
使用可能なオプションは、「既存ファイルを上書き」または「アクティブ ファイルを置換」です。
リストア先で検出された既存ファイルを上書き(置き換え)します。 すべてのオブジェクトが、マシン上に現在存在しているかどうかにかかわらず、バックアップ ファイルからリストアされます。
再起動の際にアクティブ ファイルを置換します。 リストア試行時に、既存ファイルが使用中またはアクセス中であることが CA ARCserve D2D によって検出された場合、ファイルはすぐには置換されません。問題の発生を避けるために、次回マシンが再起動されるまで、アクティブ ファイルの置換は延期されます (リストアはすぐに実行されますが、アクティブ ファイルの置換は次の再起動中に完了します)。
注: このオプションが選択されていない場合、アクティブ ファイルはリストアからスキップされます。
ファイル名がすでに存在する場合、新規ファイルを作成します。 このオプションを選択すると、ファイル名は変えず、拡張子を変更してソース ファイルをデスティネーションにコピーします。 その後、データは新規ファイルにリストアされます。
リストア先で検出された既存ファイルを上書き(置き換え)せず、スキップします。 現在マシン上に存在しないオブジェクトのみがバックアップ ファイルからリストアされます。
デフォルトでは、この機能はオンになっています。
これを選択すると、キャプチャされたバックアップ イメージ内にルート ディレクトリ構造が存在する場合、CA ARCserve D2D によって、リストア先のパス上に同じルート ディレクトリ構造が再作成されます。
[ルート ディレクトリを作成する]オプションが選択されない場合(チェック ボックスをオフにした場合)、リストアされるファイル/フォルダはリストア先のフォルダに直接リストアされます。
たとえば、バックアップ中にファイル「C:¥Folder1¥SubFolder2¥A.txt」および「C:¥Folder1¥SubFolder2¥B.txt」がキャプチャされ、リストア時にリストア先を「D:¥Restore」として指定したとします。
[ルート ディレクトリを作成する]オプションが選択された場合(チェック ボックスをオンにした場合)、ファイル/フォルダのルート ディレクトリ パス全体(ボリューム名を含む)が、リストア先のフォルダに再作成されます。 リストア対象のファイル/フォルダが、同一ボリューム名からリストアされる場合は、リストア先のルート ディレクトリ パスにそのボリューム名は含まれません。 ただし、リストア対象のファイル/フォルダが、異なるボリューム名からリストアされる場合は、リストア先のルート ディレクトリ パスにボリューム名が含まれます。
たとえば、バックアップ中にファイル「C:¥Folder1¥SubFolder2¥A.txt」、「C:¥Folder1¥SubFolder2¥B.txt」、および「E:¥Folder3¥SubFolder4¥C.txt」がキャプチャされ、リストア時にリストア先を「D:¥Restore」として指定したとします。
[リストア サマリ]ダイアログ ボックスが表示されます。