CA ARCserve D2D によってバックアップが正常に実行されるたびに、バックアップの Point-in-Time スナップショット イメージも作成されます。 この復旧ポイントの集合体によって、コピーする必要があるバックアップ イメージを正確に特定して、指定できます。 致命的な惨事に備えて復旧ポイント情報をコピー/エクスポートしてオフサイトに安全に格納したり、複数の場所に復旧ポイントを保存する必要が生じることがあります。あるいは、バックアップ先がいっぱいになったが、すべての復旧ポイントを残しておきたいために、バックアップを統合する必要が生じることもあります。 コピー/エクスポートする復旧ポイントを選択すると、指定した時点に作成されたバックアップ ブロックだけでなく、最新のフル バックアップ イメージを再作成するのに必要な以前のバックアップ ブロックすべてがキャプチャされます。
注: このタスクは、CA ARCserve D2D UI からのみ利用できます。システム トレイ モニタからは利用できません。
復旧ポイントのエクスポート
[復旧ポイントのエクスポート]ダイアログ ボックスが表示されます。
カレンダ表示では、表示期間にバックアップ ソースの復旧ポイントを含むすべての日付が(緑色で)強調表示されます。
その日付に対応する復旧ポイントが、バックアップの時刻、実行されたバックアップの種類、およびバックアップの名前と共に表示されます。
その復旧ポイントに対応するバックアップ コンテンツ(すべてのアプリケーションを含む)が表示されます。
選択した復旧ポイントのコピーを保存する場所を指定するか、参照して指定します。 緑色の矢印アイコン ボタンをクリックすると、指定した場所への接続を検証できます。 必要に応じて、[ユーザ名]および[パスワード]を入力します。
注: 指定されたバックアップ圧縮レベルとコピー圧縮レベルに関係はありません。 たとえば、バックアップ先で圧縮レベルが[標準]に設定されている場合でも、コピー ジョブのサブミット時に、圧縮を[なし]または[最大]に変更することができます。
圧縮は、通常、ディスク容量の使用率を減らすために実行されますが、CPU 使用率が増加するため、バックアップ速度が低下するという影響があります。
使用可能なオプションは、以下のとおりです。
注: バックアップ イメージに圧縮可能でないデータ(JPG イメージ、ZIP ファイルなど)が含まれている場合、それらのデータを処理するために、追加のストレージ スペースを割り当てる必要が生じることがあります。 そのため、圧縮オプションを選択していて、バックアップに圧縮可能でないデータがある場合、実際にはディスク容量の使用率が増大する場合があります。
注: 圧縮レベルを「圧縮なし」から「標準圧縮」または「最大圧縮」にした場合、あるいは、「標準圧縮」または「最大圧縮」から「圧縮なし」に変更した場合、圧縮レベルの変更後に実行される最初のバックアップは自動的に「フル バックアップ」となります。 フル バックアップを実行した後、それ以降のすべてのバックアップ(フル、増分、検証)はスケジュールどおりに実行されます。
確認のポップアップ画面が表示され、選択した種類の復旧ポイントのコピー処理ががすぐに開始されます。
復旧ポイント イメージが、バックアップ ソースからエクスポート先にコピーされます。